年始のご挨拶

皆さま、明けましておめでとうございます。石川県知事として初めての新年のご挨拶となります。
「幸福度日本一の石川県」を目指すとのスローガンで知事となりはや9ヶ月。
たくさんの叱咤激励をいただきながら、県議会や19の市町や各種団体との二人三脚で県政の発展に取り組んでおります。
 
県民の安全安心を守り抜くことが第一。その上で、石川県の個性(文化)に磨きをかけ、陸海空の交流基盤を整備し、誰もが挑戦できる社会、働きやすい環境づくり、ふるさと愛に満ちた教育、子育てしやすい環境づくり、地域コミュニティの醸成などに取り組んでいます。
 
令和5年(2023年)には、国民文化祭も開催されます。文化安全保障の役割を強化するためにも、これまでにないテコ入れをして、各種文化芸術芸能団体に参加していただきたく準備を進めています。県内19の市町の参加、隣県との連携など、石川県ならではの奥行きと幅の広い取り組みをして文化立県を表現したいと思っています。
 
昨年来、奥能登の一連の地震活動は未だ収束を見せてはおりません。いつ何時でも、自然災害に対応できるような重層的な防災対策も必須です。危機管理監を軸に、消防、警察、隣県との相互支援体制、いざという時には自衛隊の皆さんにも出動をお願いして、県民の命を守り抜きたいと存じます。
 
また、行政サービスや社会全体のデジタル化やグリーン化は避けて通ることはできません。デジタル化を通して効率性や生産性の向上を目指すことは、少子化の時代、人手不足の時代に社会全体の働き方改革にもつながります。とりわけ供給側ではなく消費者目線で限りある資源をもとに行政サービスの向上に繋げて行かなければと考えています。きめ細かくデータ収集、分析をしてその成果をよりきめ細かいプッシュ型サービスにつなげる事にも意味があります。
 
2050カーボンニュートラルの政府目標を達成するためにも、環境保全と経済の両立は成し遂げなければなりません。とりわけ、エネルギーや食料資源の確保は国と連動して石川県も取り組まなければなりません。
 
数多くの課題を抱えております。
 
今年の秋には「石川県成長戦略」を練り上げて、実行に移して参ります。
もちろん、令和5年度予算に反映できるものは、赤ちゃん協議会報告や産業振興指針の検討過程などを踏まえ、出来るものから直ぐに実践に取り掛かります。
 
また、限られた財源、財政状況の中で意味のある予算執行をするためにも、不断の行政改革が必要であり、そのためにも政策の成果を評価するための見える化、KPI指標をお示しすることも必要だと考えています。
 
五月にはG7富山・石川教育大臣会合も開催が決まっています。withコロナの時代に必要な教育のあり方や手法について、先進7カ国の大臣にはwell-beingなどの指針をお示しいただきたく、会合の全般をサポートしたいと思います。とりわけ、富山県の新田知事、富山市の藤井市長、金沢市の村山市長と緊密に連携し、ご当地の文化の魅力を世界に発信するまたとない国際会議として、閣僚の皆さまをおもてなしの精神でお迎えしたいと思います。
 
山積する課題に、一つ一つ丁寧に、そして県民一人一人が支え合い協力し合うオール石川の繋がりを大切に、私自身が率先してリーダーシップを発揮して参りたいと思います。
 
アンテナを高くして情報収集し、時には永田町や霞ヶ関とのパイプを活かして積極的な予算要望活動や事業化のための立法化にも参加していくつもりです。
 
今年は卯年。
 
俊敏に行動し、長い耳で危機察知能力を発揮する、そんな象徴的な一年にしたいと思います。
 
県民の皆さまの、特段のご協力をいただくためにも、適時適切な情報発信や説明責任を果たして参りたいと思います。
 
そのために、二元代表制である県議会の皆さんとも足並みを揃えたいと思います。
 
ともすると行政は前例踏襲主義に拘泥し、変えるべき事を変えない理由を考えてしまう傾向にあります。
 
「どうやったらふるさと意識を高め、石川県に愛着を持っていただき、県民目線の行政サービスを提供できるのか」
 
その事を常に考えながら取り組みたいと思います。
 
今年一年、どうぞよろしくお願い致します。
 
令和5年の年頭にあたり
 
石川県知事